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フラッシュ アーカイブ

2007年09月02日

Lightsphere vs WhaleTale vs Puffer

前回の予告どおり、今回は私が今持っているフラッシュ・ディフューザーの比較レポートをしたいと思います。

まずは、「Lightsphere」
AF540FGZに装着するとこんな感じです。

20070831-007.JPG

次に「WhaleTale」
これは「Lightsphere」を販売しているGary Fong氏が出した最新のディフューザーです。

20070831-34.JPG

写真からわかるように、2枚のフラップが付いていて、これらの角度を調整したり、開け閉めすることで、フラッシュ光の方向と強さを調整することができます。

また前後の形状が異なっていて、向きを変えることでも光を調整することができます。
左側の垂直な面を被写体に向けると光がよりソフトになりポートレート向き、反対側はより強い光が出て集合写真向き、だそうです。

装着時はこんな感じ。
Lightsphereはフラッシュのサイズにあわせて4サイズありますが、WhaleTaleはワンサイズです。
でも写真のようにベルクロで止めるのでかなりしっかり装着できます。WhaleTaleを持ち上げるとカメラも一緒に持ち上がってしまうほど。

20070831-005.JPG

もう一つ私が気に入った点は、ベルクロベルトを使ってバッグのストラップに付けて持ち歩くことができますので、バッグのスペースを必要としないところです。(デモビデオでGary Fong氏もそうやっていました)
Lightsphereはバッグのスペースをかなり喰ってしまって困っていたので、これはかなり嬉しいポイントです。

両方を並べて見たところ。

20070831-32.JPG

WhaleTaleは上側のフラップを上げると、Lightsphereよりも高くなります。Gary Fong氏はビデオで、この状態だとWhaleTaleの2倍の高さ、と言っていますが、実際に光る部分だけだと1.5倍程度に思えます。

 
さて、もう一つは内蔵フラッシュ用のディフューザー「Puffer」です。
これもGary Fong氏が販売しているものです。

20070831-010.JPG

20070831-012.JPG

ホットシューに装着します。便利なのは、これを装着したままでフラッシュのポップアップができることです。つまり撮影時はフラッシュを使わなくてもずっと付けっぱなしにしておけるということです。

あと、全体が硬いプラスティックなので折りたたんだりはできませんが、マウント部分とディフューザー部分はばらばらにして保管できますので、それほどスペースは使いません。

効果のほどですが、数回の撮影で使ってみましたが、まあ無いよりはましかなという程度でしょうか。

ということで今回はこれまで。次回は実際に撮り比べた結果を紹介したいと思います。

2007年09月04日

Lightsphere vs WhaleTale vs Puffer 続き

さて、次はそれぞれのディフューザーを使用して撮った写真です。

本当は同じ写真で比べたかったのですが、言うこと聞かないモデルのため、少しずつ違うカットなのはご了承ください(笑)

まずは内蔵フラッシュを直射したもの。

20070831-050.jpg

次に内蔵フラッシュに「Puffer」を装着したもの。
20070831-052.jpg

大きな違いは見られませんが、クッションの影など少しはソフトな光になっているのがわかると思います。

 
次は外付けフラッシュAF540FGZを直射したもの。
20070831-053.jpg

さすがにかなり強い光があたっていますね。

 
さて、次はAF540FGZで天井バウンスしたもの。
20070831-054.jpg

フラッシュ光はかなりソフトになっていますが、顔に影ができているのが気になりますね。後ろの棚の下にも暗い影ができています。

 
次は「Lighsphere」を装着して天井バウンスしたものです。
20070831-056.jpg

ソフトなフラッシュ光が全体によくまわっています。

 
最後は「WhaleTale」を装着して天井バウンスしたもの。
20070831-058.jpg

Lightphereと同様に光が全体によくまわっています。上のLightsphereの場合よりも上からの光が若干強いですね。
これは上側のフラップをオープンにしたのでWhaleTaleよりも強い光が天井からバウンスされてあたっているからだと思います。
フラップをクローズ状態にしていれば上のLightsphereとほぼ同じ結果になっただろうと思います。

このように、ディフューズ効果自体はLightsphereとWhaleTaleで特に差は感じられませんが、WhaleTaleはフラップの調整で光の強さと向きをコントロールできるところがLightsphereと比べてよいところです。

(Lightphereでもドームと呼ばれる蓋のような部分を取り外したり、クロームドームと呼ばれるクロームメッキのドームに変えることで強めの光を出すことはできます。しかしWhaleTaleはフラップの向きを調整するだけで無段階に調整できます。)
 

以下、撮影時の共通データです。

 - Image Information - 
MakePENTAX Corporation
ModelPENTAX K10D
SoftwareSILKYPIX(R) Developer Studio Version 3.0.11.3
Lenssmc PENTAX-FA 43mm F1.9 Limited
Focal Length43.0mm (64mm in 35mm film)
Exposure ProgramAperture-priority AE
Shutter Speed1/60 sec
ApertureF4.0
Exposure Adjust0
Metering ModeMulti-segment
ISO100
White BalanceAUTO
FlashOn

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